KBosei Version 12.00

退り馬、異能アプリ!! 会計ソフト KBosei V12.00

「KBosei」は伝票入力形式の会計ソフトです。個人事業主向けに作成しており、青色申告に必要な帳票、仕訳帳、総勘定元帳、各種補助帳簿に加え、なんと家計簿帳票まで作成します。

そんな数々の不満をKBoseiが一気に、はぁ~い。

前提

KBoseiは、一般用/農業所得用の青色申告決算書を作成する為の個人事業主向け複式簿記会計ソフトです。
KBoseiは、各種帳簿をMS-Excelで処理可能なファイル形式(xmlスプレッドシート2003形式)で出力し、印刷機能を割愛しています。
よって、MS-Excelをお持ちいただくのが前提となります。(「なけりゃ絶対に動かん」というシロモノでも有りませんが)

バージョンアップ、不具合、その他

インストール、使用方法

通常のインストール方法についてはこのまま読み進んで下さい。
既にKBosei旧バージョンを使用している方のインストールはこちら
機能別使用方法についてはこちら。伝票入力から青色申告作成の一連の流れによる説明はこちら(インターネットHP)。KBoseiのコンセプトについてはこちら

まずはKBOSE1200.ZIPを解凍して下さい。(そうでよね、解凍したから、このREADMEを見てるんですよねっ)

  1. 解凍したファイルを格納するフォルダ(ディレクトリ)をテキトーな位置に移動してください。デスクトップ上に置いたままでも使えますが、見た目が宜しくないので...。ここでは例として、C:ドライブのProgram Files下に移動してみました。
  2. 次に伝票フォルダを作成してください。 重要!! 伝票フォルダはKBoseiで作成する伝票データを格納する場所であり、何らかの障害が発生、再インストール、再構築する状況になっても、この伝票フォルダ内ファイルが保持されていれば、障害発生前の状態に復旧が見込めます。 この例ではドライブを変えてX:ドライブ下にX:\DenDirと作成して準備しておきます。
  3. 先ほど解凍、移動したKBosei.exeを起動してください。最初に環境設定のダイアログが出ます。
  4. 先ほど作成した伝票フォルダ名を入れる訳ですが、エクスプローラからフォルダをドラッグすれば、フォルダ名がそのまま入るはず...です。うまくいかなかったら、手入力してね(^_^)。 なお、作業フォルダに関しては、ここではデフォルト値のまま(ここではC:\Program Files\KBOSE??\WorkDir)とします。

    設定(S)ボタンを押して、何もエラーがなければ、次に科目設定のダイアログが表示されます。
    科目については青色申告決算書(一般用/農業所得用)で使用されているものがKBosei内でも定義していますが、デフォルト値は一般用となっています、農業所得用に切り替えたい場合は経費等科目を農業所得用に切替(Y)ボタンで切り替えてください。新たな科目の追加方法については後述します。

    再び設定(S)ボタンを押してエラーが無ければ、以下の画面になります。

    一旦、メニューのファイル(F)-終了(Q)か、CTRL+Qキーを入力してKBoseiを終了してください。

  5. 後は、使いやすいように、デスクトップにKBosei.exeのショートカットを貼り付け(CTRL+SHIFTキーを押しながらアイコンとをデスクトップにドラッグ)ておけばコレで終了!!
    間違って、デスクトップにKBosei.exe自身をコピーしないでくださいね(^_^)

poor KBosei.exeは旧式(Win32)アプリです。WinRTには対応していません。開発環境にお金をかける余裕は有りません。
だから、Windowsセキュリティ、アンチウィルスソフト等々に削除される可能性は大です。怒られて消されちゃっても、めげずに復帰させるか、或いは使うのを諦めましょう。
poor SETUP.EXEはあえて作成していません。KBoseiはDLLを使用していませんし、レジストリも書き換えません。
「アプリケーションを削除」したいなら、上記で作成したフォルダごと削除すれば完了!! クリーンに、クリーンに...

KBosei旧バージョンからのバージョンアップ方法

解凍したKBOSE1200.ZIPの中身のファイルをそのまま上書きコピーすればOKです。

重要!! KBTemplateフォルダの*.xmlファイルに修正を加えている方は、この操作により、ファイル修正内容が消えてしまいますので、バックアップを取り、何らかの形で新たに*.xmlファイルに修正を加えて下さい。
重要!! V9.0から、KBTemplateフォルダのテンプレートファイルがUnicode化され(「$」でファイル名が始まるファイル)て、旧テンプレートファイルは無視されます。ご注意下さい

機能別使用方法

伝票入力

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

新規伝票 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-新規伝票(N)
CTRL+N キー
新規伝票の入力画面を表示。
入金伝票 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-入力伝票の形式(D)-入金伝票(N)
伝票の入力形式を入金伝票に切り替える

入金伝票

出金伝票 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-入力伝票の形式(D)-出金伝票(S)
伝票の入力形式を出金伝票に切り替える

出金伝票

振替伝票 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-入力伝票の形式(D)-振替伝票(F)
伝票の入力形式を振替伝票に切り替える

振替伝票

家計簿伝票 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-入力伝票の形式(D)-家計簿伝票(K)
伝票の入力形式を家計簿伝票に切り替える

家計簿伝票

期末調整振替伝票 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-入力伝票の形式(D)-期末調整振替伝票(M)
伝票の入力形式を期末調整振替伝票に切り替える

期末調整振替伝票

poor 振替伝票と期末調整振替伝票の違いは、伝票日付が12/31日にデフォで設定されるのと、科目リスト候補に「棚卸資産」あるいは借方科目に経費科目が表示されるという違いだけ。KBoseiは科目リスト候補以外の科目の手入力を許すので、絶対にこの伝票を使え! って訳では...
過去伝票検索入力(あいまい検索) コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-過去伝票検索入力(B)
CTRL+Space キー
入力伝票の科目、摘要欄に指定した文字をキーに、過去の入力伝票を検索し、部分一致する(キーが候補側項目内に含まれている)入力伝票候補を表示する。
例えば、下記振替伝票にて

過去伝票検索入力例

金額120、摘要商品文字入力状態で、ボタン又は、CTRL+Space キーを押すと、摘要商品文字が含まれる(金額120はこの場合、無視)伝票を過去に遡って検索し、一致する伝票があれば、その旨を入力候補として以下のように表示する。

過去伝票検索入力候補例

金額120、を除く借方科目、摘要、貸方科目、右端金額欄に一致した過去伝票データが半輝度表示され、この状態からEnterキーを押すと、半輝度表示の文字が入力、確定する。

過去伝票検索入力候補例

過去伝票検索をキャンセル、中断したい場合は、候補表示状態からEscキーを押すと、最初の伝票入力状態に戻る。

過去伝票検索入力候補例

金額欄は、入力済み状態で検索、入力確定すると無視(前記例の場合、120)され、未入力状態の場合は、検索一致した候補の値(前記例の場合、右端金額50,000)が入る。
他、日付、No.、係印の反転表示文字は表示のみで入力されない。
過去伝票検索入力(項目位置指定検索) CTRL+Shift+Space キー
入力伝票の科目、摘要欄に指定した文字をキーに、過去の入力伝票を検索し、指定項目行の位置で部分一致する(キーが候補側項目内に含まれている)入力伝票候補を表示する。
編集中伝票の破棄 コマンドバーのボタン
入力、編集途中の伝票内容を破棄する。
計算式の入力 金額、収入、支出など金額入力欄 イコール文字で始まる計算式を入力すると計算結果が適用される。例えば金額欄に計算式=1000*50 Enterと入力すると、

過去伝票検索入力候補例

過去伝票検索入力候補例

計算結果50,000が金額欄に適用される。
なお、計算式は伝票一覧グリッドへ追加登録されるまで保持され、追加登録後、金額欄は適用値50000に置き換わる。
poor 演算子等の仕様はUnitiloに準拠します。つまり説明は割愛します・・・
poor Unitiloでは[]で単位を指定しますが、KBosei内の別機能と重複を回避する為、{}を代用します。
伝票の追加変更 フォーム下の追加変更(E)ボタン
メニューの編集(E)-伝票の追加変更(E)
伝票の入力内容をチェックし、伝票一覧グリッドへ追加登録または修正変更。
明細1行空行挿入 CTRL+i キー
明細行カーソル位置に1行空行を挿入
明細1行クリア CTRL+T キー
明細行カーソル位置の1行をカットし、空白にする
明細1行削除 CTRL+D キー
明細行カーソル位置の1行をカットして行詰め
明細カーソル行以下クリア CTRL+K キー
明細行カーソル位置の以下の行をカットし空白にする
カット行挿入 CTRL+Y キー
明細行カーソル位置にカットした行を挿入
明細同行金額値転送 CTRL+R キー
振替伝票明細のカーソル位置行金額の値を対称金額欄へ転送
合計差引金額挿入 CTRL+SHIFT+R キー
振替伝票合計欄の差額をカーソル金額欄へ挿入
伝票イメージファイルの追加 フォーム下の伝票イメージファイル追加(F)ボタン
伝票イメージファイル追加ダイアログを開く。
入力伝票に関連づけて任意のイメージファイルをコピーし、伝票データと同一箇所に保存、管理する。
追加(A)ボタンでファイルダイアログから任意のファイルを選択するか、エクスプローラからファイルをドラッグ して追加する。
尚、伝票イメージファイルのファイル名は伝票の検索や検索フィルタでの検索指定が可能。
poor ですので、ファイル名には日付、取引先名、種別等々を入れておくことを強くお勧めします。

入力補助パネル

追加した伝票イメージファイル名が表示される。ファイル名を選択し開く(A)ボタンを押すかダブルクリックで、ファイルに関連づけられたアプリケーションを起動する。
追加した伝票イメージファイルは、全て保存(S)する前(未確定状態)か、家計簿伝票ならば削除(D)ボタンで削除が可能。
poor 勿論、関連アプリはファイル内容を参照するだけで、更新なんかしちゃいけません! 出来てもしちゃいけません! KBoseiが将来的に不正更新を見抜くかも・・・

入力補助パネル

閉じる(C)ボタンでダイアログを閉じる。
poor KBoseiの伝票イメージファイルは「伝票更新とは別モノ」という基本仕様で動作します。
何が言いたいかというと、家計簿以外の伝票は一度書き込んだら変更は出来ません、以後の訂正は赤伝票等で行います。(簿記原則に従い)
が、伝票イメージファイルのリンクは、伝票更新とは "無関係" なので追加可能です。

入力補助 フォーム下の入力補助を開く(A)ボタン
入力補助パネルを開く。
入力補助パネルでは、伝票入力時のフォーカス移動、科目欄クリアなどの伝票入力制御が指定できる。
入力補助を隠す(A)ボタンで入力補助パネルを閉じる。

入力補助パネル

その他   伝票フォームの表示フォント設定、明細行数設定等は環境設定伝票タブより指定。

科目設定

メニューの科目/残高(Z)-科目設定(K)...から呼び出します。

科目設定フォーム

表の設定値機能は以下の通りです。

列名

設定値機能

科目 伝票入力に用いる科目名を指定。
科目名は表内でユニークで無ければならない。
また、「諸口」の表記は科目名に指定出来ない。「:」「」の文字は科目名に用いることは出来ない。
科目の種別に家計科目(事業主貸事業主現金事業主預金事業主負債)を指定した場合、異なるフォント属性(デフォルト値は斜体)で表示される。

既に伝票等で使用されている科目名を変更した場合、以下の警告メッセージが発生する。

使用科目警告

はい(Y)を選択すると変更前の科目名が残された状態(科目名シフト変更機能)で変更後の科目名がアンダーライン表示される。
代替入力 代替入力値を指定。
伝票入力で科目を入力する場合、コンボボックスから選択する方法以外にここに指定した値を入力すると、科目名に自動的に置換する。
例えば、

科目設定フォーム代替入力

と代替入力の値を設定した後、伝票の科目入力にてuriEnterと入力すると、「売上」に置き換わる。

科目設定フォーム代替入力

科目設定フォーム代替入力

代替入力値が他行科目と重複した場合、最初の行値を優先して科目名の置換が行われる。
種別 科目の種別を指定。
経費 経費(費用)の勘定科目に対して指定。
この種別では、科目名毎に経費帳が作成され、青色申告決算表に集計される。
なお、家計簿に用いる費用(支出)は経費ではなく事業主貸の方を指定する事
当座預金 定期預金 その他の預金 預金資産の勘定科目に対して指定。
例えば、普通預金科目の場合はその他の預金を指定。
これらの種別の科目は経費と異なり、科目を重複定義しても青色申告決算表では種別毎に集計される。
売上 収益勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では売上として集計される。
(但し、摘要欄に製品名、農産物名を入れた場合には、製品、農産物別の集計が取られる。詳細は後述)
売掛金 資産勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では売掛金として集計される
仕入 費用勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では仕入として集計される
(但し、摘要欄に製品名、農産物名を入れ、棚卸をした場合には、製品、農産物別の棚卸集計が取られる。詳細は後述)
買掛金 負債勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では買掛金として集計される
未収金 未払金 未収金は資産勘定、未払金は負債勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では未収金未払金で集計される。
また、売掛帳(未収金出納帳)シートの生成(U)...買掛帳(未払金、貸倒引当金出納帳)シートの生成(K)...にて、出納帳を作成する
前払金 前受金 前払金は資産勘定、前受金は負債勘定科目に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では前払金前受金で集計される。
有価証券 資産勘定に対して指定。
この種別の科目は、科目を重複定義しても青色申告決算表では有価証券で集計される。
また、預金出納帳シートの生成(Y)...にて、出納帳を作成する
その他の資産 重要!!固定資産台帳明細の「科目」候補になるのは、本種別の科目。
建物、土地、機械装置等の現金、預金以外の資産に対して指定。
この科目は、青色申告決算表(期首期末資産表)の集計時には、科目毎で集計される。
事業主貸 家計簿に用いる費用(支出)科目に対して指定。
この種別の科目名毎に家計簿ファイルの支出内訳が出力される。
事業主現金 事業主預金 事業主負債 家計簿に用いる資産科目に対して指定。
但し、振替伝票等の事業伝票に使用した場合、借方科目に記載すれば費用科目(事業主貸)、貸方に記載すれば収益科目(事業主借)として処理される。
その他。科目設定からの作成は出来ないが。システム使用種別は以下の通り。
資本金 対称勘定科目にて期首資産、費用を定義する為の科目種別。
poor KBoseiでは科目名は 元入金 固定。理由は青色申告決算書に依るところです。
事業主元入金 対称勘定科目にて事業主の期首資産を定義する為の科目種別。
現金 資産種別。
事業主借 家計簿に用いる収益科目種別。
雑収入 売上、家事消費以外の収益科目種別。
雑収入の名前の事業主帳が作成され、集計される。
家事消費 売上、雑収入以外の収益科目種別。
(摘要欄に製品名、農産物名を入れた場合には、製品、農産物別の家事消費の集計が取られる。詳細は後述)
poor 厄介な科目(種別)です。一般的には

(借方)事業主貸(貸方)家事消費

と伝票では記載するのでしょうが、残念ながらKBoseiでは費用、収益科目を1伝票借貸に書くことを(基本的に)許しません。ということでこの場合、

(借方)現金(貸方)家事消費

(借方)事業主貸(貸方)現金

の2伝票に分けて記載してください。
棚卸資産 資産科目でかつ、棚卸の為に用いる。
(摘要欄に製品名、農産物名を入れた場合には、製品、農産物別の期首、期末の集計が取られる。詳細は後述)
貸付金 借入金 貸付金は資産勘定科目、借入金は負債勘定科目。
預り金 負債勘定科目。
受取手形 支払手形 受取手形は資産勘定科目、支払手形は負債勘定科目。
(摘要欄に、規定の形式で手形番号、期日を入れる事により、手形記入帳ワークシートを生成できる。詳細は後述)
伝票
科目リスト
入金伝票、出金伝票、振替伝票、期末調整振替伝票の事業伝票に使用する科目に対してチェックを入れる。
エクセルファイル出力の補助帳簿(預金出納帳、売掛帳、買掛帳)生成時、このチェックの入っている科目(預金出納帳であれば 当座預金定期預金その他の預金、売掛帳なら売掛金)毎に補助帳簿を作成。
家計簿
科目リスト
家計簿伝票に使用する科目に対してチェックを入れる。
エクセルファイル出力の家計簿ファイル生成時、このチェックの入っている科目(事業主現金事業主預金事業主負債)毎に家計簿収支を作成。
表題文字列 伝票、エクセルファイル出力等で自動的に設定表示する値を指定。
種別 設定内容
売上 売掛金 仕入 買掛金 (店名):(住所):(電話番号)を指定すると、

科目設定フォーム代替入力

(店名)の指定値が入金伝票、出金伝票の入金先、支払先欄に表示される。(各々の項目は「:」文字で区切るように注意)

科目設定フォーム代替入力

また、売掛帳、買掛帳ファイル生成時、表題に科目名と並べて指定値が自動設定される。
当座預金 定期預金 その他の預金 (店名、口座番号等)を指定すると、入金伝票、出金伝票の入金先、支払先欄に指定値が表示される。
また、預金出納帳ファイル生成時、表題に科目名と並べて指定値が自動設定される。
その他の資産 (資産名等)を指定すると、入金伝票、出金伝票の入金先、支払先欄に指定値が表示される。
事業主現金 事業主預金 事業主負債 (店名、口座番号等)を指定すると、入金伝票、出金伝票の入金先、支払先欄に指定値が表示される。
また、家計簿ファイル生成時、表題に科目名と並べて指定値が自動設定される。

また、科目設定の編集機能等は以下の通りです。

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

科目の行挿入 コマンドバーのボタン
カーソル位置に空行を挿入。
SHIFTキーを押しならボタンを押した場合はカーソル行値をコピーしながら挿入。
科目の行削除 コマンドバーのボタン
カーソル位置行を削除。
科目行順の並べ替え グリッド右端の固定セルをドラッグ。

固定セルをドラッグ

各伝票の科目のコンボボックス一覧の表示順がこれに倣う。
経費等科目の農業所得用/一般用切替 フォーム下の経費等科目を農業所得用に切替(Y)ボタンまたは、
経費等科目を一般用に切替(Y)ボタン
経費等科目を農業所得用/一般用に切替える。
この切替動作を行った際、「科目の行挿入」等により手動設定した科目は残るが、行順は一意に変更される
旧科目名の削除 フォーム下の全ての旧科目名を削除(D)ボタン
科目名欄に科目名の変更履歴が残っていれば、変更前の旧科目名を削除する。

また、科目設定のグリッドはOLEドラッグ&ドロップに対応しています。グリッド見出行の固定セルをドラッグしExcelのワークシートにドロップして下さい。

グリッド見出行をドラッグ

Excelワークシートで内容を修正し、今度は逆にワークシートから科目設定グリッドにドロップすれば、修正内容が反映されます。
見出し行を含めかつ、見出し行は必ず先頭行となっている状態からドラッグして下さい。

ワークシートからドロップ

poor ああっ、ど、ドラッグやりにくっ...

伝票一覧グリッド

伝票一覧グリッドフォーム

編集中入力伝票行は黄色表示されます。伝票各列の表示内容は以下の通りです。

列名

内容

状態
アイコン 伝票ファイルは追加変更後、未だ保存していない。
アイコン 伝票ファイルはまだ読み出していない。
アイコン 伝票ファイルは伝票内容のチェックをしていない(未チェック伝票)。
アイコン 伝票イメージファイルが有る(確定、削除不可)。
アイコン 伝票イメージファイルが有る(未確定、削除が可)。
アイコン 伝票イメージファイルが有る(削除が可)。
アイコン 伝票ファイルは見つからない、または、読み出しエラーとなる。
フラッグ 対象行にフラッグ(目印)が付いている場合は、アイコンを表示
伝票
edsNyuアイコン 入金伝票
edsSyuアイコン 出金伝票
edsFuriアイコン 振替伝票
edsKakeiアイコン 家計簿伝票
edsFMatsuアイコン 期末調整振替伝票
日付 伝票入力時に指定した伝票日付を表示
No. 伝票入力時に指定したNo.を表示
姓名、摘要 姓名(入出金伝票の入金先、支払先)、摘要欄の値を空白で区切って表示
合計 伝票合計値を表示
入力者 伝票入力者を表示
借方科目 借方科目(家計簿伝票の場合は収支対象欄)を表示
貸方科目 貸方科目を表示
(その他) 無効伝票は日付、No.、姓名、摘要等の表示文字を取消線で表示。
伝票一覧グリッド下部のステータスに選択した行の合計、費用、収益を集計して表示。

また、機能は以下の通りです。

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

伝票をコピー追加 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-伝票をコピー追加(I)(但し、伝票一覧グリッドフォームのアクティベート時)
Ins キー
行選択した伝票のコピーを作成して下行に追加。
伝票を削除 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-伝票を削除(D)(但し、伝票一覧グリッドフォームのアクティベート時)
Del キー
行選択した伝票を削除。
重要!! 一度ファイルに保存した伝票(家計簿伝票を除く)は削除、変更不可能なので、その場合は赤伝票にて金額を相殺する事。
赤伝票を追加 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-赤伝票を追加(A)
行選択した伝票の赤伝票を作成して下行に追加。
伝票テキストをクリップボードへコピー コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-伝票テキストをクリップボードへコピー(C)(但し、伝票一覧グリッドフォームのアクティベート時)
CTRL+C キー
行選択した伝票をテキストデータにしてクリップボードへコピー。
クリップボードの伝票テキストを貼付 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-クリップボードの伝票テキストを貼付(V)(但し、伝票一覧グリッドフォームのアクティベート時)
CTRL+V キー
クリップボードの伝票テキストデータを下行へ追加。
前述伝票をコピー追加はKBosei内での伝票コピーに使用し、本機能は伝票の参照時に用いる等で使い分ける。
Webブラウザから伝票テキストを取込 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-Webブラウザから伝票テキストを取込(W)...
Webブラウザから伝票テキストを取り込む。「Webブラウザから伝票データを貼付」ダイアログを経由して下行へコピー。詳細は後述
伝票のマージ コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-伝票のマージ(M)
複数行選択した伝票を一つの伝票にマージ(併合)。
フラッグを設定 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-フラッグを設定(F)
行選択した伝票にフラッグ(印)を付ける。
CTRL キーを押しながらフラッグを設定(F)指定した場合、グリッド表示中全伝票のフラッグをクリアしてからフラッグを付ける。
フラッグを解除 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-フラッグを解除(X)
行選択した伝票のフラッグ(印)を解除。
CTRL キーを押しながらフラッグを解除(X)指定した場合、フラッグ反転処理(フラッグが付けられていれば解除、付いていなければフラッグを付ける)。
フラッグを選択 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-フラッグを選択(Y)
フラッグの付いた行を選択状態にする。
CTRL キーを押しながらフラッグを選択(Y)指定した場合、フラッグの付かない行を選択状態にする。
全て選択 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-全て選択(Z)
CTRL+A キー
全行を選択状態にする。
科目フィルタ コマンドバーのコンボボックス
メニューの表示(V)-一覧のフィルタ条件(F)-科目フィルタ(K)
指定された科目条件に従い、伝票一覧をフィルタリングして表示。
なお、選択候補科目は残高科目(現金、預金、売買掛金等の資産負債勘定科目および事業主現金、事業主預金、事業主負債)に限定されるので、これ以外の科目をフィルタ条件にしたい場合は、検索フィルタの機能を利用する事。
重要!! 以後説明するフィルタ条件(科目フィルタを含む)はAND条件(全ての条件に当てはまる伝票行のみ表示)となる。
日付フィルタ コマンドバーのコンボボックス
メニューの表示(V)-一覧のフィルタ条件(F)-科目フィルタ(K)
指定された日付条件に従い、伝票一覧をフィルタリングして表示。
全て 日付フィルタリングは無効
今週日曜から 今週の日曜日から現在日(以降)までの伝票をフィルタリングして表示
今週月曜から 今週の月曜日から現在日(以降)までの伝票をフィルタリングして表示
1週前迄 現在日の7日前から、現在日(以降)までの伝票をフィルタリングして表示
先週分 先週の日曜日から土曜日までの伝票をフィルタリングして表示
今月分 今月(1日以降)の伝票をフィルタリングして表示
1ヶ月前迄 現在日の31日前から、現在日(以降)の伝票をフィルタリングして表示
先月分 先月の伝票をフィルタリングして表示
先々月分 先々月の伝票をフィルタリングして表示
フラッグフィルタ コマンドバーの全てフラッグフラッグ以外ボタン
メニューの表示(V)-一覧のフィルタ条件(F)-全て(A),フラッグ(B),フラッグ以外(O)
指定されたフラッグ状態の条件に従い、伝票一覧をフィルタリングして表示。
入力者名フィルタ コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-一覧のフィルタ条件(F)-入力者名フィルタ(U)
指定された現在の入力者名(デフォルトはログオンユーザー名)を条件に、伝票一覧をフィルタリングして表示。
他の入力者を指定したい場合、次の検索フィルタを使用する事。
検索フィルタ コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-一覧のフィルタ条件(F)-検索フィルタ(F)

検索ダイアログ

検索ダイアログにて指定された各種検索条件にて、伝票一覧をフィルタリングして表示。
poor検索フィルタ、或いは検索機能を実行しても、伝票ファイルが読み込まれることはありません。つまり内部で(作業ファイルにて)検索する伝票内容を保持して、これを検索時に用いる訳です(無論、高速化の為の仕様です)。
よって、家計簿伝票のような更新可能伝票が他のコンピュータにて更新されると...
選択できる検索対象欄は以下の通り。
(全て) 伝票内容、伝票イメージファイル名を検索する際の対象とする
伝票 伝票種別を検索する際に指定する。
入金伝票なら、出金伝票、振替伝票、期末調整振替伝票、家計簿伝票ならそれぞれ、の文字を指定
日付 伝票日付を検索する際に指定する。
伝票一覧グリッドの日付表示形式に従って、2008/04/01の文字列を指定
  (以下省略)
農産物数量集計ステータス表示 コマンドバーのボタン
メニューの表示(V)-農産物数量集計ステータス表示(N)
選択した行の農産物タグ形式で書き込まれた数量の集計を伝票一覧グリッド下部のステータスに追加表示するように指定。

また、伝票一覧グリッドはOLEドラッグに対応しています。
行選択した後、グリッド左の固定セルをドラッグして、Excelのワークシートにドロップして下さい。

伝票一覧グリッドのドラッグ

poor伝票一覧グリッドへのドロップは対応していません、仕様的に相当無理が出てくるので...悪しからず。
代替機能として、伝票テキストをクリップボードへコピー(C)クリップボードの伝票テキストを貼付(V)が使えます(無論、形式は複雑怪奇...)。これで勘弁して下さい。

現在残高一覧グリッド

現在残高一覧グリッド

現在残高一覧を表示します。伝票の追加変更や伝票一覧グリッドからの伝票コピー追加、削除が発生したタイミングで残高が更新されます。また、更新された残高は太字、アンダーラインで表示されます。当期期首の残高はメニューの表示(V)-期首残高の表示(Z)...にて表示します。
各列の表示内容は以下の通りです。

内容

1列目 表示現在残高の追加(i)...にて指定された科目を表示。
2列目 表示現在残高の追加(i)...にて指定された科目別残高、科目+入力者別残高、或いは残高同士の加減算結果を表示。
3列目 数値または計算式を入力。入力された数値、または計算結果を表示。
4列目 同行の2列目と3列目の差額を表示。

3列目、4列目はデフォルトでは非表示です。コマンドバーのボタンで表示/非表示を切り替えます。
現在残高一覧に表示する項目は、追加、編集、削除が可能です。
以下に機能を示します。

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

表示現在残高の削除 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-表示現在残高の削除(D)(但し、現在残高一覧グリッドフォームのアクティベート時)
Del キー(但し、現在残高一覧グリッドフォームのアクティベート時)
選択した表示現在残高の行を削除。
表示現在残高の追加 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-表示現在残高の追加(i)...(但し、現在残高一覧グリッドフォームのアクティベート時)
Ins キー(但し、現在残高一覧グリッドフォームのアクティベート時)

表示現在残高の追加ダイアログ

表示現在残高の追加ダイアログを表示し、指定した科目の残高、或いは科目残高の加減算式結果を表示する為の行を追加。
(既存残高行の修正は対象行をダブルクリック)
残高の再計算 コマンドバーのボタン
メニューの科目/残高(Z)-残高の再計算(R)
伝票ファイルを読み込み、期首残高、現在残高を再計算。
現在残高表示のリセット コマンドバーのボタン
メニューの科目/残高(Z)-現在残高表示のリセット(Z)
現在残高一覧グリッドの表示現在残高行をデフォルトの表示状態に変更。表示現在残高の追加(i)...にて設定追加した行は全て消去される。
計算式、現在残高との差額表示 コマンドバーのボタン
現在残高一覧グリッドの3列目、4列目を使って数値、計算式の入力(3列目)、現在残高との差額を表示(4列目)する。

現在残高一覧グリッドの3列目、4列目

現在残高一覧グリッドの3列目、4列目

計算式はイコールで始まる値を入力(伝票入力参照)。
なお、計算式には[]を使って現在残高を指定する事も可能。

現在残高一覧グリッドの3列目、4列目

現在残高一覧グリッドの3列目、4列目

また、現在残高一覧グリッドはOLEドラッグに対応しています。現在残高一覧グリッドのセルをドラッグして、Excelのワークシートにドロップして下さい。

固定資産台帳

メニューのウィンドウ(W)-5 - 固定資産台帳にて表示します。

固定資産台帳

KBoseiでは、本「会計期間」に入る前の資産の取得原価は期首残高の設定を使い「期首伝票を作成」して管理しますが、
期中の資産取得、資産の減価償却(或いは売却、異動)を行う為の伝票作成には、この固定資産台帳を利用します。

フォーム上下二つの表示に分かれ、上段が固定資産項目一覧グリッド(デフォルトは11行の固定)を表示、下段が固定資産項目の明細グリッドの入力、表示を行います。
編集中入力項目は伝票一覧グリッド同様、黄色表示されます。

固定資産台帳

固定資産項目一覧グリッドの各列の表示内容は以下の通りです。

列名

内容

状態 表示アイコン内容は伝票一覧の内容を参照。
番号 デフォルトで上から順に項目毎連番が設定されているが、任意の値に変更可能。
減価償却資産の名称等
(K)摘要
(青色申告決算書「減価償却費の計算」の形式に則り、説明は省略)
poor す、すいません...
(その他) 無効台帳項目は番号、摘要等の表示文字を取消線で表示。
固定資産台帳下部のステータスに選択した行の償却費合計、必要経費算入額、未償却残高を集計して表示。

また、固定資産項目一覧グリッドの編集機能等は以下の通りです。

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

台帳項目の削除 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-台帳項目を削除(D)(但し、固定資産項目一覧グリッドのアクティベート時)
Del キー
行選択した台帳項目を削除。但し、削除後の行詰めは行われない
固定資産台帳項目テキストをクリップボードへコピー コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-固定資産台帳項目テキストをクリップボードへコピー(C)(但し、固定資産項目一覧グリッドのアクティベート時)
CTRL+C キー
行選択した台帳項目をテキストデータにしてクリップボードへコピー。
クリップボードの固定資産台帳項目テキストを貼付 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-クリップボードの固定資産台帳項目テキストを貼付(V)(但し、固定資産項目一覧グリッドのアクティベート時)
CTRL+V キー
クリップボードの固定資産台帳項目テキストデータを指定行以下の空行へ上書き。
償却年の指定 コマンドバーの入力テキストボックス
固定資産台帳の対象償却年(或いは、売却、異動年)を指定。固定資産項目一覧グリッドの内容はここで指定された償却年の減価償却費、割増償却費を明細より抽出して計算表示する。
また、固定資産減価償却伝票作成での基準年も本指定年となる。
固定資産減価償却伝票作成 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-固定資産等期末処理(K)-固定資産減価償却伝票作成(Z)
作成した固定資産台帳項目の明細より、前記指定償却年と同年の「購入、減価償却費、割増償却費、売却、異動」伝票を作成する。
対象は固定資産台帳の全項目。
poor 既に償却済みの資産を保持した状態からKBoseiの会計を始める場合、期首に資産価値(未償却残高の合計)を入力しておく必要がありますが、その場合は期首残高の設定等を使って下さい。
そして、期中に購入した資産については、本機能にて伝票を作成して下さい。
勿論、その後の繰越処理時には、自動的に期首伝票を作成します(キリッ)。
但し、前記償却年のデフォルト値は、現在日時が1月~3月なら前年、4月以降なら本年が入るので、新規購入時の伝票を、このボタンで作成する際は注意が必要。
poor つまり、入力日が1月~3月なら、償却年を本年に直してから...という事です。
我ながら、分かりにくい仕様ですが、でも青色申告決算って、なんだかんだで2、3月に手を付けるから、こうゆう仕様...
項目行順の並べ替え グリッド右端の固定セルをドラッグ。

固定資産項目一覧グリッド固定セルをドラッグ

青色申告連係ファイルの生成(X)...で生成される固定資産台帳ワークシートおよびKBAOIRO.xml減価償却費の計算シートの並び順はこれに倣う。

補足ですが、固定資産減価償却伝票作成により「本年度減価償却費」伝票を自動生成した例を以下に示します。

「本年度減価償却費」の自動作成例

重要!! 摘要欄にで括られる文字列が入っていますが、これは再度固定資産減価償却伝票作成を実行する際の伝票重複チェックに使われますので、摘要欄に任意文を入れたい場合は、括弧の外に入力するようにして下さい。

次に、固定資産項目の明細グリッドの表示内容は以下の通りです。

固定資産台帳

列名

内容

番号 デフォルトは台帳項目毎連番。任意に変更可能。
科目 資産の種別を選択。減価償却費の自動書込で生成する伝票の科目に使用。
(資産名) 台帳項目毎、ユニークな名称でなければならない。(但し、無効台帳項目はこの限りではない)
取得(使用開始)年月日 資産の取得、使用開始年月日を入力。固定資産項目一覧グリッドの取得(成熟)年月に対応。減価償却費の自動書込計算のパラメータ。
所在 省略可。
耐用年数 資産の耐用年数を選択。減価償却費の自動書込計算のパラメータ。
残存割合 残存価格(耐用年数経過後も残る価値額)を取得価格から計算する割合値。旧定額法、旧定率法(平成19年3月30日までに取得した資産の計算方法)で使用。減価償却費の自動書込計算のパラメータ。
償却方法 定額法定率法一括償却資産少額減価償却資産の何れかを指定。減価償却費の自動書込計算のパラメータ。
償却率(改定償却率) 取得(使用開始)年月日、耐用年数、償却方法から自動的に抽出される。定率法(平成19年4月以降資産取得)を指定した場合はカッコに改定償却率も表示。
事業専用割合の既定値 減価償却費の事業専用割合デフォルト値。実際の事業専用割合は明細グリッド内各行備考/事業専用割合で個別指定も可能。
償却可能限度額割合 償却可能限度額を取得価格から計算する割合値。旧定額法、旧定率法(平成19年3月30日までに取得した資産の計算方法)で使用。減価償却費の自動書込計算のパラメータ。


年月日 摘要年月日を西暦から選択、入力。
poor 年を指定する、つまりは、期毎に台帳を締めずにべた書き。仕様です(キリッ)。
摘要 新規購入本年度分減価償却費売却、損失異動割増償却費の何れかを指定。

重要!! 新規購入を指定した際の年月日は、固定資産項目一覧グリッドの取得(成熟)年月および、減価償却費の自動書込計算のパラメータとはならない。

取得/数量 摘要欄にて新規購入選択時に入力。
取得/単価と併せて指定すれば、取得/金額を自動的に計算。
省略可。
取得/単価 摘要欄にて新規購入選択時に入力。
取得/数量と併せて指定すれば、取得/金額を自動的に計算。
省略可。
取得/金額 摘要欄にて新規購入選択時に入力。
償却額 摘要欄にて本年度分減価償却費割増償却費選択時に入力。
本年度分の償却額を入力。
償却率 減価償却費の自動書込本年度分減価償却費行追加時に表示。
償却額を手入力しても償却率は表示されない。
また、減価償却費の自動書込後に上部償却率(改定償却率)の表示値が変わっても、こちらは変化しない。
異動/数量 摘要欄にて異動選択時に入力。
異動/金額 摘要欄にて売却、損失選択時は表示のみ(現在/金額欄を0円にする額が自動的に設定される)。
摘要欄にて異動選択時に入力。
現在/数量 摘要欄にて売却、損失以外を選択時に入力可。
現在/金額 摘要欄にて売却、損失選択時は0円表示。
それ以外選択時は入力、変更可。
前行現在/金額と現在行の加減算自動計算値が入る。
対象償却年行の本額が固定資産項目一覧グリッドの[ヌ]未償却残高となる。
備考/事業専用割合 デフォルト値が上部事業専用割合の既定値で、変更可。
但し、摘要欄にて割増償却費選択時は表示のみで、同年の本年度分減価償却費備考/事業専用割合が表示される。
備考/必要経費参入額 摘要欄にて本年度分減価償却費選択時、償却額備考/事業専用割合の積算額が自動計算される。変更可。
摘要欄にて割増償却費選択時は計算結果表示のみ。
備考/その他 任意の文字入力可。
但し、減価償却費の自動書込で均等償却となった場合、「均等償却」の文字が自動的に設定される(設定値も書き換え可)。

また、固定資産項目の明細グリッドの編集機能等は以下の通りです。

機能

ボタン、メニュー、ショートカットキー等

内容

明細グリッドの指定行以降を削除 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-明細指定行以降を削除(D)(但し、固定資産項目の明細グリッドのアクティベート時)
Del キー
明細グリッドの指定行以降の値を削除。
新規固定資産台帳の項目 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-新規固定資産台帳の項目(U)
新規固定資産台帳の明細入力画面を表示。
減価償却費の自動書込 コマンドバーのボタン
メニューの編集(E)-固定資産等期末処理(K)-減価償却費の自動書込(Y)
明細グリッドへ新規購入本年度分減価償却費の明細行を、指定の限年度までまたは、現在/金額が1円(備忘価格)になるまで行追加する。
減価償却費自動書込の限度年の指定 コマンドバーの入力テキストボックス
減価償却費の自動書込を実行する際の限年度を指定する。
編集中台帳項目の破棄 コマンドバーのボタン 入力、編集途中の明細入力内容を破棄する。
固定資産の追加変更 フォーム下の追加変更(E)ボタン
メニューの編集(E)-固定資産の追加変更(E)(但し、固定資産台帳フォームのアクティベート時)
固定資産台帳項目明細の入力内容をチェックし、固定資産項目一覧グリッドへ登録または修正変更。
計算式の入力 数値、単価、金額などの数値入力欄 イコール文字で始まる計算式を入力すると計算結果が適用される(伝票入力参照)。
なお、計算式は固定資産項目一覧グリッドへ登録、修正変更されるまで保持され、登録後、入力欄は適用値に置き換わる。
入力補助 フォーム下の入力補助を開く(A)ボタン
入力補助パネルを開く。
入力補助を隠す(A)ボタンで入力補助パネルを閉じる。

入力補助パネル

また、固定資産項目一覧グリッド、固定資産項目の明細グリッドはOLEドラッグに対応しています。グリッド見出行の固定セルをドラッグしExcelのワークシートにドロップして下さい。

その他の機能

その他機能を以下に示します。

ファイル、ユーザー関連

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

伝票ファイルの保存 メニューのファイル(F)-全て保存(S)
CTRL+S キー
未保存の伝票ファイル、作業状態(作業ファイル)を伝票フォルダ、作業フォルダに保存。
青色申告連係ファイルの生成 メニューのファイル(F)-エクセルファイル出力(X)-青色申告連係ファイルの生成(X)...
青色申告連係ファイルを生成し、作業フォルダ下の自動作成フォルダ下に保存。
エクセルファイル出力フォルダを作業フォルダとは別の位置に指定したい場合は、環境設定エクセルファイル出力-基本タブより指定する事。
その他、青色申告連係ファイルの機能、使用法は青色申告連係ファイルを参照。
仕訳帳、総勘定元帳、合計残高試算表ファイルの生成 メニューのファイル(F)-エクセルファイル出力(X)-仕訳帳、総勘定元帳、合計残高試算表ファイルの生成(S)...
仕訳帳、総勘定元帳、合計残高試算表ファイルを生成し、作業フォルダ下の自動作成フォルダ下に保存。
補助帳簿ファイルの生成 メニューのファイル(F)-エクセルファイル出力(X)--補助帳簿(H)-現金出納帳シートの生成(G)...(他帳簿は略)
現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳ワークシートを補助帳簿ファイルに生成し、作業フォルダ下の自動作成フォルダ下に保存。
家計簿ファイルの生成 メニューのファイル(F)-エクセルファイル出力(X)-家計簿ファイルの生成(K)...
家計簿ファイル(総合、或いは入力者別に分類)を生成し、作業フォルダ下の自動作成フォルダ下に保存。
伝票の参照 メニューのファイル(F)-伝票の参照(R)...
指定伝票フォルダの内容を表示。
繰越処理等により、別フォルダで保存されている伝票データを参照する際に用いる。参照伝票自体は更新不可能だか、伝票テキストをクリップボードへコピー(C)での伝票取込、エクセルファイル出力は可能。
入力者名の変更 メニューのファイル(F)-入力者名の変更(U)...
入力者名を変更するダイアログを表示する。
入力者名は各伝票の係印入力欄あるいは入力者入力欄にデフォルト設定される値であり、通常はOSのログオンユーザー名が入力者名に設定される。
本機能にて入力者名を変更しても、ログオンユーザーは変わらないので注意。

編集関連

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

伝票を無効にする(無効伝票) メニューの編集(E)-伝票を無効にする(V)
伝票一覧グリッドで選択している未保存、未チェック伝票、家計簿伝票を無効にする。
無効となった伝票は、残高計算の対象外となり、各種エクセルファイル出力時も無視される。
一旦無効に設定した伝票を有効に戻すことは不可。削除、伝票内容の更新、或いはコピー元伝票に指定する事は可能。
台帳項目を無効にする メニューの編集(E)-台帳項目を無効にする(V)(但し、固定資産台帳フォームのアクティベート時)
固定資産項目一覧グリッドで選択している台帳項目を無効にする。
無効となった台帳項目は、青色申告連係ファイルの生成(X)...で生成される固定資産台帳ワークシートに出力されない。
一旦無効に設定した台帳項目を有効に戻すことは不可。削除、内容の更新、或いはコピー元伝票に指定する事は可能。
poor なお、固定資産項目一覧グリッドで[ト]本年分の償却費合計([ホ]+[ヘ])が空欄の台帳項目も固定資産台帳ワークシートに出力されない仕様です。

検索

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

伝票の検索 メニューの検索(S)-伝票の検索(F)...
CTRL+F キー

メニューの検索(S)-次の伝票を検索(N)
F 3 キー
検索ダイアログにて指定された検索条件に一致する伝票を検索する。
検索条件の設定方法は検索フィルタに同じ。

表示関連

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

期首残高の設定、期首残高の表示 メニューの表示(V)-期首残高の設定(Z)...(但し、伝票ファイルが0件の場合)

メニューの表示(V)-期首残高の表示(Z)...
「期首残高の設定」ダイアログを表示する。

KBoseiでの「期首残高」は前期繰越元入金事業主元入金科目の入った伝票の集計により決まり、この伝票を期首伝票と呼ぶ。
「期首残高の設定」ダイアログは、資産、負債額から元入金、事業主元入金を自動計算し、期首伝票を作成する為の機能であり、これを使わずに直接伝票入力フォームの振替伝票にて期首伝票を作成することも可能。
なお、(無効伝票を除く)伝票ファイルが一件でも作成されると、メニュー期首残高の設定(Z)...期首残高の表示(Z)...に切り替わり、「期首残高の設定」ダイアログによる期首伝票の作成は出来なくなる。
期首残高にイコール文字で始まる計算式を入力すると計算結果が適用される(伝票入力参照)。
グリッドはOLEドラッグ&ドロップに対応。グリッド見出行又は、左側の固定セルをドラッグしExcelのワークシートにドロップが可能。

科目/残高等

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

伝票内容チェック メニューの科目/残高(Z)-伝票内容チェック(C)...
伝票一覧グリッドにて選択された(無効伝票を除く)伝票の内容をチェックする。
未定義科目、期首伝票フォーマット、収益/費用勘定科目の伝票、期首資産、負債、元入金の一致等をチェックする。(チェックの内容は伝票入力の追加変更(E)ボタン押下時の処理と同じ)
チェック時は対象伝票ファイルが読み込まれる。
作業ファイルの再構築 メニューの科目/残高(Z)-作業ファイルの再構築(C)...
作業状態(作業ファイル)を一旦クリアし、伝票フォルダに登録されている伝票ファイルを全て読み出し、残高の再計算、作業状態を再構築する。
重要!! 但し、未保存(更新家計簿ファイルを含む)、未チェック伝票の有る状態で、作業ファイルの再構築を行っても、それらの伝票ファイルはそのまま残して再構築を行う
なお、伝票フォルダを複数のKBoseiアプリから実行共有している場合に、他のKBoseiが伝票の全て保存(S)を行うと、以下のような作業ファイルの再構築を促すメッセージボックスが出力されるので適宜、対応する。

作業ファイルの再構築の催促

作業ファイルの再構築の催促2

poor コンセプトに示すとおり、KBoseiでは伝票データをファイル単位で持つ為、複数のKBoseiアプリが同じ名前の伝票ファイルを作成しない限り(極力、その仕組みにしているつもりですが...)、もっと厳密には「複数のKBoseiアプリの同時書き込み等により不運にも破壊された伝票ファイルが見つかったとしても、破壊ファイルは最小単位であり、それを取り除き、或いは作り直せば、その被害は最小限で済む」作りになっています。
リアルタイムな残高処理、あるいはファイル読み書き排他制御はKBoseiでは行っていません、逆にそれがKBoseiのシンプルで良い所...
poor ちなみに、作業フォルダを共有にした場合の動作は保証しません...と脅しておいて、つまりは、クリティカルに使用(KBoseiを複数端末で同時起動、停止しない事)するのであれば、作業フォルダも共有にして構いません。
仮〆モード メニューの科目/残高(Z)-仮〆モード(J)
コマンドバーのボタン
仮〆モードに移る、又は仮〆モードを解除する。

繰越処理ダイアログを表示

仮〆モードに移ると、伝票日付が前年度の伝票を自動的に仮〆伝票に設定する。伝票一覧グリッドで仮〆伝票は行背景色が薄青緑で表示される。
以後、
  • 現在残高一覧グリッドは仮〆伝票の残高を表示し、仮〆伝票に対する追加更新が行われた際のみ残高が変化する
  • エクセルファイル出力は仮〆伝票を元データにして作成される
  • 仮〆伝票の設定は、伝票一覧グリッドより対象伝票を選択し、メニューの編集(E)-仮〆伝票に設定(Y)を選択する
  • 仮〆伝票の解除は、伝票一覧グリッドより対象伝票を選択し、メニューの編集(E)-仮〆伝票を解除(Z)を選択する
  • 繰越処理時、仮〆伝票を対象に繰越処理を行う
  • 繰越処理終了後、自動的に仮〆モードが解除される
となる。
なお、途中、メニュー、コマンドバーの仮〆モード(J)指定して仮〆モードを中断(解除)する事も可。
仮〆モードのまま、KBoseiを終了しても、次回起動時、仮〆モードは解除される(仮〆モード状態は保存されない)。
繰越処理 メニューの科目/残高(Z)-繰越処理(I)...
繰越処理ダイアログを表示後、繰越処理を行う。

繰越処理ダイアログを表示

繰越処理では以下の処理を行う。
  • 伝票フォルダを繰越処理ダイアログで指定した名前に変更(旧伝票フォルダ)し、新たに伝票フォルダを作成する
  • 期末棚卸伝票(借方に棚卸資産勘定科目の指定されている伝票)を退避する
  • 繰越処理ダイアログで指定した科目毎に資産、負債金額を元に期首伝票を作成する
  • 退避した期末棚卸伝票を元に期首棚卸伝票を作成する
  • 仮〆モードで繰越処理を行った場合は、仮〆伝票以外の伝票を新たな伝票フォルダに移動する
  • メニューの「伝票の参照」の開き直し(D)の履歴に旧伝票フォルダを登録する
poor KBoseiの繰越処理は年次(期次?)のみ、月次はありません。仕様です(キリッ)。
グリッドはOLEドラッグ&ドロップに対応。グリッド見出行又は、左側の固定セルをドラッグしExcelのワークシートにドロップが可能。

ウィンドウ関連

機能

メニュー、ショートカットキー等

内容

固定資産台帳フォームを表示する メニューのウィンドウ(W)-5 - 固定資産台帳
固定資産台帳フォームを表示します。
(KBosei初期起動時、固定資産台帳フォームは最小化されています。)

環境設定

タブ名

設定内容

全般
伝票フォルダ 伝票ファイル、伝票イメージファイルを登録するフォルダを指定。UNCパス名の指定も可。
伝票フォルダへの変更を監視する 伝票フォルダを複数のKBoseiアプリで共有する場合にチェックする。単独で使用する場合はチェックを外しても良い。
作業フォルダ 作業状態(作業ファイル)を保存するフォルダを指定。
科目の区別色 「その他の資産」種別科目に文字色を付加する。
伝票の参照 参照フォルダに有るINIファイルを無視する。
伝票イメージファイル 退避フォルダ 伝票入力で選択した伝票イメージファイルを伝票フォルダだけでなく、指定の退避フォルダにも重複保存する。
同一ボリュームドライブのフォルダを許可 伝票イメージファイル退避フォルダに指定するパス名に同一ボリュームドライブのフォルダを指定する事を許可する。
poor 伝票イメージファイルの退避機能は「伝票イメージファイルは伝票ファイルよりも重要」の考えに基づくものです。
よって、同一ボリュームドライブへの退避は無意味、極力避けるべきだと・・・
伝票一覧グリッド
フォント 伝票一覧グリッド表示フォントを指定。
借方/貸方科目の表示 伝票に科目が複数行指定されている場合の伝票一覧グリッドでの科目表示方法を指定。
伝票をコピー追加 伝票をコピー追加(I)した際のコピー先伝票の日付の扱い。
赤伝票を追加 赤伝票を追加(A)した際のコピー先伝票の日付の扱い。
Webブラウザから伝票テキストを取込 先頭見出し行から科目候補抽出キーを計算する際、HTMLタグを除く。
伝票
フォント 伝票フォームの表示フォントを指定。
家計簿科目 伝票、伝票一覧グリッドの家計科目(種別が事業主貸、事業主借、事業主現金等)表示フォントを指定。
(フォントサイズは指定不可)
伝票編集行 伝票(入金伝票、出金伝票、振替伝票、期末調整振替伝票)最大行数、家計簿伝票最大行数を指定する。
指定行数より多い伝票(過去に多数行で作成した伝票等)を読み込んだときは自動的に行数が拡張されるが、新規伝票では最大行数以上の明細行は切り捨てられる。
赤伝発行方法 赤伝票を追加する際の形式を指定する。
逆仕訳は科目が貸方/借方入れ替わる形式、マイナス値は金額がマイナス値に変わる形式。
赤伝発行時の伝票番号接頭子文字列 伝票番号(No.)の前に加える文字を指定する。
例えばNo.111の伝票の赤伝票を追加した場合、No.は△111。No.△111の赤伝票を追加した場合、No.は△△111に自動設定される。
伝票番号 伝表入力時に設定される伝票番号(No.)の開始値を設定する。
過去伝票検索入力 「検索範囲」にて過去に遡る伝票検索の範囲を指定する。メニューの「伝票の参照」の開き直し(D)に登録されている範囲まで指定が可能。
伝票テキストのクリップボード操作 クリップボードの伝票テキストを貼り付ける際、日付の年のみ現在年にする指定。
例えば、クリップボードの伝票テキスト日付が1999/12/31で現在年が2008年1月1日の場合、貼り付けられた伝票データの日付は2008/12/31に設定される。
「入力伝票を追加変更しますか?」 伝票入力変更中(伝票編集途中)に他のコマンド動作を行った際の、「入力伝票を追加変更しますか?」問い合わせメッセージボックスを出さず、未チェック伝票で自動的に追加変更する設定。
「伝票を現金科目で分割しますか?」 伝票番号の末尾にカッコ連番を振る。過去伝票検索入力時、カッコ連番で分割された伝票は一伝票で候補表示される。
伝票イメージファイル追加 追加した伝票イメージファイルのタイムスタンプを更新しない。通常、伝票イメージファイルを追加(コピー)後、ファイルのタイムスタンプは追加日時に更新される。
固定資産台帳
フォント 固定資産台帳フォーム上部の固定資産項目一覧グリッド表示フォントを指定。
明細グリッドはフォーム下部、固定資産項目の明細グリッドの表示フォントを指定。
行数 台帳項目数(行数)はフォーム上部の固定資産項目一覧グリッドの行数、
最大明細行数はフォーム下部、固定資産項目の明細グリッドの行数を指定。
入力項目以降の現在金額 固定資産項目の明細グリッドの現在/金額列の再計算方法を指定。
再計算するか問い合わせるを選択した場合は明細現在/金額額変更時、以下のような問い合わせダイアログが表示される。

固定資産項目の明細グリッド問い合わせダイアログ

その他フォーム
現在残高一覧グリッド/フォント 現在残高一覧グリッド表示フォントを指定。
差額メモ/フォント 差額メモ表示フォントを指定。
繰越
貸倒引当金の繰戻繰入計上 貸金を元にした貸倒引当金の割合(%)を指定する。
情報、状態保持の単位 作業情報(伝票ファイル、残高)以外のKBosei設定情報を%KBosei.INIファイルに登録する際の設定情報保持単位を指定する。
ログオンユーザー別を指定した場合はOSのログオンユーザー別に設定情報が保持される。マシン別の場合はOSのシステムのプロパティで指定しているコンピュータ名別、ログオンユーザー+マシン別の場合はコンピュータ名とログオンユーザー名を併せた名称別、共通の場合はログオンユーザー、コンピュータに無関係に共通で設定情報が保持される。
poor もちろん、これは%KBosei.INIが共有された状態での、例えばコンピュータ名別とは、KBosei.EXEがネットワークファイルに置かれ、各コンピュータがネットワークファイル上のKBosei.EXEを起動可能な環境を構築して初めて意味をなす。だからWindowsVistaでそれをやろうとすると...
フォルダ、パス名 伝票フォルダ、作業フォルダ、或いはエクセルファイル出力フォルダの設定情報
画面ウィンドウ、フォント表示状態 MDIフォームサイズ、位置、子フォームサイズ位置の情報
伝票一覧グリッドのカラム(列)順、ソート、フィルタ条件 伝票一覧グリッドのフォームサイズ、位置情報を除く表示情報
科目設定の[伝票科目リスト]、[家計簿科目リスト] 伝票入力時の科目リスト候補表示可否情報
現在残高一覧の項目 現在残高一覧の表示残高科目、表示順情報
エクセルファイル出力 - 基本
出力フォルダ エクセルファイル生成時の出力先フォルダを指定する。「作業フォルダ下」にサブフォルダ...を選択した場合、現在日時を名前としたサブフォルダを作成し、その下にエクセルファイルを出力。
1ページ毎の最大明細行数 生成される各種エクセルファイルの1ページ当たりの行数を指定。
摘要欄にNo.を含める 出力エクセルファイルの摘要欄にNo.(伝票番号)を含める。
フォーマット 出力エクセルファイルの摘要欄にNo.(伝票番号)を含める際のフォーマットを指定。
%sで指定した部分を伝票番号に置き換えて摘要欄に付加。
エクセルファイル出力 - 拡張
総勘定元帳の形式 総勘定元帳の出力形式を指定する。

 標準式 

総勘定標準式


 残高式 

総勘定残高式

家事消費を「家計その他」科目に含める。 家計簿ファイルの生成にて、
伝票に家事消費が指定されている場合、家計簿ファイル生成時、家事消費科目の取引を「家計その他」(事業主借)として処理する。
「次月繰越」「前月繰越」行の挿入を行う 現金出納帳、預金出納帳等の補助帳簿のページ末尾、ページ開始の箇所に「次月繰越」「前月繰越」行を挿入。
poor でも、KBoseiの繰越処理には、月次はありません。仕様です(キリッ)。
xmlスプレッド2003形式で出力する 各種帳票ファイルの生成ファイル形式を指定する。チェックを外した場合、旧型式(Excel2000の .XLSファイル)で出力する。

ファイル出力後の処理 各種帳票ファイルを生成後のファイル操作を指定する。

 (処理無し) 

 出力フォルダを開く  エクスプローラでファイル出力したフォルダを開く。

 関連アプリ(エクセル)を起動  拡張子 .xml .XLSファイルに関連づけられたアプリケーションを起動する。

 エクセルを強制起動  MS-Excelを直接起動する。
poor Excelとキチンと同期をとって動作する仕組みになっていません。青色申告連係ファイルの生成(X)...が思い通りに動くかは神のみぞ知る...リンクエラー等うまく動かなかったら、諦めて 出力フォルダを開く に戻しましょう。
青色申告連係ファイルの生成/固定資産台帳 固定資産台帳ワークシート(KBAOIRO.xml内の減価償却費の計算シートへリンク)を生成する際の空欄行出力オプション(無効行「本年度分の償却費」欄が空欄の行)を指定する。また空欄行を詰めて出力するか否かを指定する。

Webブラウザから伝票テキストを取り込む

インターネットを使った預金残高明細照会サービスで、Webブラウザに表示される残高明細をKBoseiに伝票データとして取り込む方法を以下に示します。ここではFireFox2.0ブラウザにて「郵貯銀行ぱるる」Webサービスを利用している例にて取り込みを行います。

まず、Webブラウザで残高明細表示状態にします。なお、KBoseiはあらかじめ起動した状態にしておいてください。

Webブラウザで残高明細表示

取り込む範囲をマウスカーソルで指定します。
重要!! コツは見出行を含める事(KBoseiが列の種別判定にこれを使用します)、そして表の最後まできちんと、かつ必要以上に選択しない事、です。

Webブラウザ残高明細の範囲選択

ブラウザのメニューの編集(E)-コピー(C)、或いはマウス左ボタンでボップアップメニューからコピー(C)、或いはCTRL+C キー等で選択範囲をクリップボードにコピーします。

Webブラウザからクリップボードへコピー

KBoseiをオモテにアクティベートし、伝票一覧グリッド上部コマンドバーのボタンか、あるいはメニューの編集(E)-Webブラウザから伝票テキストを取込(W)...を選択します。
クリップボードからの取り込みがうまくいくと、以下のダイアログが表示されます

明細(表内)が全て空欄で表示される場合は、選択範囲が正しく指定されていない可能性があります。再度、Webブラウザ側の明細範囲を指定しなおしてコピー(C)し、上記を繰り返してみてください。

取り込みエラー

上記のようなエラーメッセージが出る場合、Webブラウザからクリップボードへのコピーがうまくいっていないか、或いはKBoseiとWebブラウザとの相性如何で取り込むことができない可能性もあります。

poorちなみに取り込んでいるのはテキストデータではなく、HTMLタグにて範囲選択のマークが付いたHTMLデータです。うまくいかないときは諦めて一項目ずつ範囲選択して...

また、Webブラウザから直接コピーペーストする以外にも、CSV形式等でダウンロードしたデータをExcel経由で取り込む方法も有ります。

Excel経由で取り込み

Excelでダウンロードしたファイルを開き、対象セルを範囲選択して、編集(E)-コピー(C)、或いはCTRL+C キー等で選択範囲をクリップボードにコピーします。
その際注意して頂きたいのは、セル幅が狭くてセル値が「####」表示になっているセルは、「####」の値のままクリップボードにコピーされてしまいます。

Excelセル「####」値

セル幅を広げて調整してからクリップボードにコピーしてください。

なお、データの取り込みはうまくいったが、各列の並びが正しくない、例えば、取引日に支出の列が並んでいる等の場合は、手動で列順を替える事が出来ます。適当に補正してください。列は左から取引日支出収入残高摘要(摘要は最大3列指定可)の順序で並ぶ必要が有ります。

列並び替えの様子

次にダイアログの科目から、取り込む明細データの資産科目(或いは負債科目)を選択します。
科目を選択すると、同時に取り込む明細データの内容を検査します。
検査している内容は以下のとおりです。

検査の結果はダイアログ下に表示されます。

検査の結果

検査に失敗しても、明細左端列の取込で取り込みたい行にチェックを入れれば、取り込みは可能です。
取込(S)ボタンを押して、伝票テキストを取り込んでください。対称科目が空欄の伝票が追加されます。

poor検査対象元となる伝票は現在登録済み(或いは未保存、未チェック)の伝票のみです(ある意味当然)。しかしこの仕様だと、例えば、Webブラウザ側明細に前期(前年)分取引が含まれていると残高照合に失敗することになります、検査元に前期分データが無い訳ですから...
その時は明細左端列取込チェックボックスから手動で前期(前年)分を外し、再び科目を選択してみてください。

なお、一度取込(S)を行うと、次回、同じデータのWebブラウザから伝票テキストを取込(W)...時に科目が自動的に選択されます。見出しの並びを元にした簡単な科目選択学習機能が働くためです。
科目選択学習機能が"悪さ"をする場合は、SHIFTキーを押しながらWebブラウザから伝票テキストを取込(W)...を行って下さい。

青色申告連係ファイル

青色申告連係ファイルの生成(X)...を実行すると、

の複数のエクセルファイルが指定フォルダ下に作成されます。
KBAOIRO連係.xmlファイルには期首期末資産表、月別売上集計表、収入金額棚卸高内訳、固定資産台帳、貸倒引当金計算表、事業主借、事業主貸、および科目名別の経費帳ワークシートがおよそ30枚ほど作られ、各シートの集計結果がKBAOIRO.xmlにリンクされた形になっており、KBAOIRO.xmlが青色申告決算書の形(最終結果)を造っています。
Excelで処理する際、リンク結果をKBAOIRO.xmlに正しく反映するには、順を追ってエクセルファイルを開く必要が有ります。

最初にKBAOIRO連係.xmlファイルをオープンし、
その後、KBAOIRO.xmlファイルをオープンします。

経費科目のリンク追加について、KBoseiであらかじめ定義されている経費科目については、KBAOIRO.xmlに集計結果がリンクされていますが、新たに経費科目を設けている場合、KBAOIRO.xmlにこれをリンクする必要が有ります。

ここでは新聞図書費を例にリンクの張り方を説明します。
まず、前記の説明の順でファイルをオープンし、KBAOIRO.xml損益計算書シートの経費欄空欄にリンクする数式を加えます。

Excelにて損益計算書に新聞図書費書き込み、数式入力途中

経費帳ワークシート側には、新聞図書費現金新聞図書費その他の名前があらかじめ定義されていますので、これを直接入力するか、或いは、対象シートセルを選択して数式を作成します。

Excelにて新聞図書費書リンク数式を作成している状態1

Excelにて新聞図書費書リンク数式を作成している状態2

Excelにて新聞図書費書リンク数式を作成している状態3

リンク数式が正しく設定され、集計値が入れば、連動して損益計算書、貸借対照表の各式が集計されます。

売上、仕入、家事消費伝票の農産物別金額数量集計

農業所得用の青色申告決算表では、収入の内訳に農産物別の販売金額、棚卸、家事消費金額を記載する必要が有りますが、 KBoseiではこの記載に必要となる農産物別集計処理を備えています。
KBoseiの科目設定(K)...で、売上種別の勘定科目を複数作成することが可能ですが、これは基本的に取引先別で定義使用することが前提であり、農産物別(製品別)に定義しても青色申告連係ファイルの生成(X)...で意図した集計はしてくれません。
そこで、伝票の摘要欄に農産物名(製品名)、或いは農産物名と数量を「{農産物名}」、「{農産物名:数量}」の農産物タグ形式で書き込むことにより、青色申告連係ファイルの生成(X)...を実行時に農産物別集計処理をさせる事が出来ます。
以下に米、野菜の販売金額、家事消費、棚卸の伝票記入例を示します。

伝票に売上{米:20}記入例

伝票に売上{米:10}記入例

伝票に売上{野菜}記入例

伝票に家事消費{米:100}記入例

伝票に期末棚卸{米:200}記入例

上記例を元に青色申告連係ファイルの生成(X)...を実行すると、収入金額棚卸高内訳ワークシートに農産物別の集計結果が作成されます。

KBAOIRO.xml(農業所得用)の収入の内訳シートには、あらかじめ「米、くず米、野菜」農産物の集計リンクが設定されていますので、 集計は自動で行われます。

他の農産物を追加する場合は、前記の経費科目リンク例を参考にKBAOIRO.xmlを修正して下さい。

poor 勿論、この機能を使って、農産物(製品)の在庫管理、販売管理なぞ出来るはずもありません(売上伝票、仕入伝票入力なんて絶~対作りません)。ほんの小機能です。でも消耗品の棚卸もその気になれば...
poor 収入金額棚卸高内訳ワークシートの租税公課は伝票データとは無関係に行が出来てしまいます。仕様です、仕様です、仕様....

なお、「{農産物名:数量}」のタグ形式で書き込んだ伝票の数量集計を 伝票一覧グリッド下部のステータスに表示することも出来ます。

受取手形記入帳、支払手形記入帳ワークシートの生成

受取手形支払手形科目を指定して、伝票入力する際に、摘要欄に「<手形番号>」あるいは、「<手形番号:期日>」を指定する事により、手形記入帳ワークシートを作成する事が出来ます。
以下に伝票記入例を示します。

伝票入力後、メニューのファイル(F)-エクセルファイル出力(X)--補助帳簿(H)-受取手形記入帳シートの生成(T)...または支払手形記入帳シートの生成(V)...を指定して、手形記入帳を作成します。

受取手形記入帳の出力例

支払手形記入帳の出力例

poor 農業所得用の青色申告決算表では、受取手形支払手形がデフォルトで設けられていないので、自然、KBoseiでも、農業所得用ではリンクを張っていません。けど、入力も手形記入帳シート生成も出来ちゃいます。悪しからず。

貸倒引当金の繰入、繰戻の計上

期末貸倒引当金残高を繰戻し、また、期末の貸金(売掛金、受取手形、未収金、貸付金残高集計値)の5.5%を貸倒引当金として繰入れる伝票を自動作成します。
以下に例を示します。

上記前提状態から、貸倒引当金の繰入、繰戻の計上の期末伝票を自動作成します。 メニューの編集(E)-固定資産等期末処理(K)-貸倒引当金の繰戻繰入計上(K)を選択して下さい。

貸倒引当金計上

作成された期末伝票は未チェック伝票なので、伝票フォームより追加変更(E)ボタンを押して確定、保存して下さい。
上記例では、貸倒引当金の残金200円が繰戻され、貸金18,000円の5.5%で990円が新たに貸倒引当金として繰り入れられます。

貸倒引当金計上

この状態から青色申告連係ファイルの生成(X)...を実行すると、金額がKBAOIRO.xmlの損益計算書、貸借対照表の該当欄にリンクされます。

貸倒引当金計上

貸倒引当金計上

また、繰越処理を行うと、貸倒引当金990円が次期に繰り越されます。
なお貸倒引当金の出納帳は、メニューファイル(F)-エクセルファイル出力(X)--補助帳簿(H)-買掛帳(未払金、貸倒引当金出納帳)シートの生成(K)...より生成できます。

コンセプト

KBoseiの基本は伝票ファイルです。簿記の基本が伝票にあるように、KBoseiは全て伝票フォルダ下に作成される伝票ファイル(1伝票 = 1ファイル)を基本として動作し、各種帳票データを作成する仕組みとなっています。
KBoseiはデータベース(或いはデータを一元管理する為のサーバープログラム)を持っていません。各々の端末で動作するKBoseiが伝票フォルダに伝票ファイルを作り込むことにより、経理システムを成立させています。

例えば、預金の残高管理をするのに、KBoseiはサーバープログラム等を使用したリアルタイム処理を行う訳ではなく、伝票ファイルを一括処理する事により、金額を計算する訳ですから、かなり特異なシステムです。
要は、小規模の「一家に1、2台のパソコン」環境で使えるアプリであって、何十人もの端末から使用するシステムではないという事です。
伝票ファイルを基底にした意図は「伝票ファイル(伝票データ)の透過、永続化であり、KBosei(またはWindows OS)が何らかの理由で使えなくなるという最悪の状態が発生しても、伝票ファイルからデータを拾い出し、人手で処理できる最終手段を残す」所にあります。
但し、“多数の伝票ファイルへの頻繁なアクセス”は速度低下につながりますから、この弱点は「作業ファイル等による伝票データ、残高の一時保存」で補っています。
同時に、小規模自営業者にありがちな事業消費と家事消費の混在を解決する事に力を注いだたアプリでもあり。それは、市販ソフトには無い(...と思う)「事業経理と家計簿の融合」という必然的な機能をKBoseiは持ちあわせています。
具体例では、雑貨店で事業用の鉛筆と家事消費のボールペンを買ったレシート一枚の出金記録(重要!!レシートが証憑となりうるかは、また別の話)をKBoseiの出金伝票に記載する場合、

伝票イメージ

と仕分入力すれば、見た目は1レシートに対する出金伝票に起票された金額を、帳票生成時には事業消費と家事消費に分別して処理し、サイフの中身がKBoseiの出す残高結果(事業、家事現金の合計値)と一致すれば、起票が正しく行われていることを確認できます。
これらはKCHOBOに既にあった機能ですが、KBoseiでは更に、これらを入力者別に残高管理する事も可能です。
また、外部(Webブラウザ)データを元に伝票を半自動入力、作成し、手入力の手間、記入ミスを極力削減する機能を持っています。

また、KBoseiは印刷機能を持っていません。エクセル(又は互換アプリ)で利用可能な形式のファイルを出力するのみです。
印刷機能を作り込むよりも、エクセルの高度な印刷機能を利用した方が、拡張性、汎用性等沢山の利点が有ると考えたからです。

KBoseiの最終目的は複式簿記による青色申告決算書の作成であり、必然的に、用意される勘定科目の種類は、青色申告決算書に基づくものであります。つまり、青色申告決算書の作成には無用な補助科目等の複雑な科目設定が一切ありません。その簡潔な仕様はKBoseiの強みでもあり、弱点でもあります。

最新情報

ホームページ http://ono4.a.la9.jp/ を覗けば、最新版が有るかも!

KBoseiの利用に当たっての条件、使用許可

本ソフトウェアを使用するに当たっての動作による損害、損失または金銭の損害、損失は一切、責任を負いません。また、本ソフトウェア動作下のOS、他のソフトウェアに生じた損害、損失、または金銭の損害、損失は一切、負いません。
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    (C) 著作権者 小野寺和伯, 発行年 2009-2025年

KBoseiはフリーウェア(jpeg広告表示版)であり、シェアウェアでもあります。フリーウェア版はインターネットを使った広告表示の為の機能が付いている以外の使用制限は有りませんが、広告表示の出来ない環境(インターネットに接続されていないかあるいは接続が制限されている環境)で使用することは出来ません。

KBoseiのユーザー登録

現在、ユーザー登録は対応していません。
以前にユーザー登録された方は、登録キーワードがそのまま使用可能です。

尚、電子メール[ono4@nifty.com]によるプログラム、操作方法に関しての質問、要望、不具合等に対する返事は基本的に、一切致しません。(返答をしないだけで、要望をいっさい聞き入れないという訳ではありません、多分...(^_^))

謝意


[文書の終わり]